Yin Yoga

陰ヨガとは

陰ヨガとは受動的なポーズを静かに長く(35分)保ちながらゆったりとした呼吸をすることにより身体の中心部(靭帯や腱、筋膜などの結合組織)に働きかけ関節の稼働範囲を取り戻していく、静的なヨガです。
陰ヨガはリラクゼーションのためのリストラティブヨガとは異なります。明確な解剖学的な目的をもって安全・セラピー的な方法であえて関節に負荷をかけるのが特徴です。

  • ポーズのホールド時間が長い(1ポーズ3〜5分)
  • 身体の中心部(関節や内臓)に働きかけるアプローチ
  • 経絡に働きかける

私たちがいわゆるヨガでイメージすることの多いハタヨガ(呼吸に合わせて動く動的なヨガ)=陽ヨガの対極にあるヨガスタイルとして、陰ヨガがつくられました。

ヨガの歴史は、約4500年前にも遡りますが、陰ヨガの歴史は比較的新しく1980年ポール・グリリー(Paul Grilley)が陰ヨガ指導をスタートしその基盤を確立したと言われています。

ほとんどの現代人は毎日椅子に座ったまま背骨と腰を固定して生活しています。その結果、私たちの多くが背中や腰に慢性的な問題をかかえています。しかし、椅子に座ったまま背中を固定して生活していては関節は退化していくと、ポール・グリリー氏は警鐘をならしています。

ポール・グリリー氏は、陰ヨガを次のような言葉で表現しています。「嵐は短時間しか続かない。霧雨は一日中降り続く」「関節の稼働範囲を取り戻していくためには、静止・長いホールド時間が必要です。おだやかに関節に負荷をかけることで、関節の固着化を防いだり、滑液の循環を取戻してくのです。」

陰ヨガのポーズを取る時のポイントとして、筋肉はリラックスしたまま、重力の力を利用して、おだやかに自然にホーズが深まるのを味わいます。さらに、陰ヨガでは上記にあげたような解剖学的なアプローチだけでなく、自分の呼吸と身体の微細な動きを観察していきます。そのポーズにとどまるのか、軽減法を取り入れるのか、その時どんな選択をするのか自分の心と身体に意識を向けてあげるヨガスタイルなのです。つまり、陰ヨガは瞑想的な効果も期待できるマインドフルネス要素の多いヨガがだと言えます。

陰ヨガの効果

3つの視点から陰ヨガの効果を考えることができます。身体的な効果、経絡システムへのアプローチ、そして、マインドフルネス です。

身体的アプローチ

・靭帯や腱、筋膜といった結合組織に働きかけ、関節の可動域を取り戻す
・適切な刺激を緩やかに(時間をかけて)与えることで、関節周りの組織を強化する

マインドフルネス

・呼吸と体の感覚に意識を向けることで、今この瞬間に起きていることに気づく
・草ではなく、花に水をあげること(古い思考パターンを手放し新しい思考習慣を作る)

経絡システム

・気の流れをスムーズにする

陰ヨガ・シークエンス 例

陰ヨガのポーズはたくさんありますが、その中でもスタンダードなものを盛り込んだ陰ヨガシークエンス を作りました。初めて体験する人は、一つのポーズで長時間キープすると痛みを感じたり違和感を感じたりすることもあります。

よぎまる
よぎまる

不安のある方はヨガスクールかヨガ講師の元で基本の動き方を学びましょう。

まとめ

陰ヨガのメリット

  • 関節や結合組織に働きかけ関節の稼働範囲を取り戻す。
  • 道教の陰陽五行論からくる経絡システムにより気の流れをスムーズにする効果がある。
  • 静かに内観することにより瞑想の準備につながる。

陰ヨガはストレスフルな社会に生きる現代人に必要な要素が盛り沢山なマインドフルネス・瞑想的なヨガです。そして、関節の柔軟性を高める効果があります。体が硬い人でも続けていくうちに体が少しづつ変化していくのを体感できます。

  don’t water weeds – water flowers! by Thich nhat hanh

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